事件

【岡山】特養 南光荘で虐待?ネット、批判はまるでなし!悪意の報道に、記者の頭は大丈夫か?

ゆびきた通信です!

施設介護の現実を直視させられる事件が起きました。岡山県の特別養護老人ホーム、南光荘で起きた組織的とされている、入所者への虐待事件です。

タイトルだけでも内容は十分伝わりそうです。…ですが、あえて投稿します。
現実から目をそらしてきたツケが回ってきただけなのに、なおもきれいごとで済まそうとしているからです。

事件の概要

事件について、NHKはじめ複数の報道が出ています。
解雇した職員の数ですが、3人という報道もあれば4人という報道もあります。
些細な数字のですが、しっかり事実をつかんでほしいものです。
JNNの報道を引用します。

岡山県の老人ホーム、入所の高齢者に組織ぐるみの虐待
6/6(土) 18:22 TBS News i

岡山県勝央町の老人ホームで、入所している高齢者に組織ぐるみで虐待が行われていたことが分かりました。

虐待が行われていた特別養護老人ホーム南光荘です。匿名の通報を受けた勝央町役場が、関係者に聞き取り調査を行ったところ、22人の職員が入所している高齢者11人に対し、およそ2年間にわたって腹部をひもできつく縛る行為を繰り返していたことが発覚しました。

介護を指導していた3人の職員が、入所者が自分で下着を脱がないようにするため指示。「家族の許可も得ていて、虐待には当たらない」と主張しましたが、施設側は、この3人を解雇しました。解雇された3人は、処分は不当として裁判所に労働審判を申し立てています。

南光荘では、「このような事態が二度と起こらないよう、職員の指導を徹底します」とコメント…………。

引用 https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200606-00000040-jnn-soci

以上のような内容です。
他の記事では、このほかに入所者を部屋に閉じ込めていたとの内容もあります。
解雇した人数の揺れは前述のとおりです。

JNNの報道では解雇された職員の主張も入っています。
しかし、施設はそれを聞き入れず、解雇してしまいました。
施設長のコメントも最後に入っています。

南光荘は入所定員80人、わりと大型の施設でしょう。
職員総数は50人弱…。わりと多いように見えますが、管理部門以外の、実際に介護担当となると、半数くらいになってしまうでしょう。
その数で24時間、交替勤務をしていくことになります。
現場がどれほどひっ迫しているか、書くまでもないことです。

加えて特別養護老人ホーム、特養は介護認定の重い区分の方が多いのです。
5段階ある区分のうち、3以上が入所対象ですが、実際にはほとんど4か5の方……、すなわち歩行、食事や排せつが自分では難しい方ばかり、となっているでしょう。
さらにのさらに、特養に入所する方の、かなりの割合が認知症を患っており、その段階もほとんどが中等度以上とみてよいのではないでしょうか?

逆から言えば、自宅介護では困難な状況だからこそ、特養を頼るわけです。
長々と書いてしまい申し訳ないのですが、実態を忘れがちです。

※※※

話は飛びますが、コロナ禍で医療従事者の過酷な状況が、しばしばニュースになります。
しかし、実は介護士施設も同じ危険につねにさらされ、しかも施設内で発生すると、もともとが医療機関とは比較できないほど無防備なわけですから、どこでもあっという間にクラスター化してしまいました。

しかも、北海道の施設などでは、感染者はすぐに医療施設へ移送されず、施設内にかなりの期間を留め置かれもしました。

それに対して、国や自治体、あるいは社会がなにをどれだけできているのでしょう。
施設従事者の犠牲は大きいと言わざるを得ません。

※※※

岡山、南光荘のケースでは、関わった職員に虐待の意識などなかったと見ても、実はよさそうだと見ます。…理由がはっきりしていますし、家族の了解も得ていた、というのですから。

認知症対応のグループホームなどでも、まったく一緒ですが、入所者を部屋に閉じ込めてはいけないことになっています。……でも、昼夜の区別をなくし、徘徊もひんぱんな方に、複数の職員で対応できる昼間ならともかく、1人で9人を見る夜間はどうすればよいのでしょうか?

その答えもなしに帰省ばかり強めても仕方がありません。
出口も窓もない規制では、意味的に介護崩壊を招くだけでしょう。

※※※

施設介護はこうして問題が噴出します。
自宅介護で同じようなことが行われていても、それはただ一つとして、表には出てきません。
こらえきれなくなった家族が究極の事件に走ってしまうことはニュースになったとしても、です。

※※※

今回の事件で不思議なのは施設長です。……3人、あるいは4人の介護主任を解雇したというのですが、自分の施設のこうした実態実情を知らなかったとでも言うのでしょうか?

もし知らなかったというのでしたら、いちばん最初に解雇されるべきは、あるいは辞職すべきは施設長その人です。

職員に非がないどころか、結局は施設の責任に過ぎませんので。

※※※

とは言え、今回の事件……、匿名の投書がきっかけのようです。
誰も、夜間とはいえ、おむつを脱げないように縛る、部屋から出られないようにする――などの措置が望ましいとは考えないはずです。

でも、比較して、相対的にどのようにすればよりましなのか、入所者にとっても人間的なのか……、それを考えたに過ぎないのです。

そのことは理解してあげたいと思います。

ネットの反応…職員への批判、ほぼなし

おむつ外しをされて、便いじりや失禁で全身汚染したら介護者は対応に苦慮する。かと言って紐付きズボンなどできつく縛るのは身体拘束にあたってしまう。夜勤中にその様な事が起こると1人でその始末に追われ、その傍で他の利用者からのコール対応も容赦なく来る、本当に過酷。

現場の職員にしか分からない、理解できない事もあると思う。役人や厚労省などは、例えば1年間でも介護の実習とかの経験があるのか?拘束がどこまでなのか。拘束しないと職員は1人に1人の担当ではないので、他の作業や他の人の対応もしないといけない。

なぜ、その行為に至ったのか経緯、理由がない以上、職員だけを責められないと思います。たとえば……弄便行為、異食行為のある利用者さんを普通に介護して、便まみれになったり、食べてはいけないものを食べる。本当にそれが本人のためなのか。それをもし家族さんが見て、満足なサービスと言えるのか。衛生面、健康面でも適切といえるのか。言葉だけで聞くと『まぁ、ひどい』という印象かもしれないが、ただただ 結果だけをとって『虐待』というのは、働く介護職員には辛いと思う。職員の立場を追い込む言葉の一人歩きは避けてほしい。

何も知らない人が報道の記事を読むと、すごく酷い事をしているように感じるが、現場は本当に大変です。オムツ外し・弄便行為の対策一つとっても、あれダメこれダメで、正直ウンザリしてしまいます。介護の現場は綺麗事だけでは済みません。そろそろ理想論ばかり振りかざすのは止めて欲しいです。

虐待に当たるのでしょうか?主人の父の介護の時、拘束はしませんでしたが、毎朝パットもパンツもぽい!とベットの下でした。ズボンは履いていましたが。ぽい!とした後、しっかり排便の時があり大変でした。身内だから、1対一だから出来るけれど介護の方は、大変だと思います。何か他に方法があれば良かったのでしょうか?ミトンをはめるとか?ベットから落ちない様にだった可能性もありますよね。これを虐待と決めつけるのはどうなのでしょうか。

批判するのは簡単ですが…実際は中で働いてみないとわからない事がほとんど。机の上だけで利益を計算し指示するだけの人にはわからないでしょうね。高齢者ばかり人権と守り、介護職を守らないといつまでたっても人材不足

活動的な認知症の母親が入院させて貰えて助かった、という人がいました。具合が良くなった途端に昼夜逆転、絶え間ない徘徊、結果、転倒、骨折。でも、その人は「置いてくれるだけで有り難い。文句を言うなんてとんでもない」と最後まで感謝していました。入院するまで、ひとりで面倒を見ていたから、本当に感謝していたのだと思います。

引用 Yahoo!news SNSから編集

ひとこと

国も自治体も、政治も、知恵を十分に働かせていないかもしれません。
民間もそうかもしれません。施設従事者の負担を軽減するような、あるいは施設経営を少しでも容易にするような工夫、まだまだ出来そうだと思います。

機会があればまとめてみたいと思います。